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菊間の牛鬼

きくまのうしおに

概要

菊間の牛鬼

きくまのうしおに

有形民俗文化財 / 昭和以降 / 愛媛県

昭和初期

立体

(角含む)奥行87cm×幅66cm×高78?

1点

愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2

愛媛県歴史文化博物館

愛媛県今治市菊間町浜の加茂神社で毎年10月第3日曜日に行われる秋祭は、少年が馬に乗って勇壮に宮入りするお供馬行事が有名であるが、その他にもダンジリや牛鬼が練り歩く。一般に牛鬼は宇和島市など愛媛県南予地方や隣接する高知県西部の祭にて神輿の露払いの役割として登場するが、なぜか飛び地のように菊間町にだけ分布している。その由来や南予との関係は不明であるが、菊間の牛鬼は既に文化年間の記録には見えるので、200年以上の歴史があることは確かである。参考までに南予地方の牛鬼は少なくとも1700年代後半の記録で確認することがでる。この菊間の牛鬼頭は昭和3年に昭和天皇即位の御大典紀念として製作されたもので、竹製の箕を二枚重ね合わせて顔の形として布を貼り、表面を漆で塗っている。南予地方の牛鬼は厚手の和紙を用いた張り子細工で作られるため製作方法、形相は異なる。このように南予周辺以外では唯一牛鬼が登場する祭として注目される。

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キーワード

予地 / 予市 / 愛媛 /

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