文化遺産オンライン

遠州草筆
文明堂製遠州草筆

えんしゅうくさふで
ぶんめいどうせいえんしゅうくさふで

概要

遠州草筆
文明堂製遠州草筆

えんしゅうくさふで
ぶんめいどうせいえんしゅうくさふで

工芸品 / 昭和以降

昭和

(右)
全長二九.二 管長二一.七 管径一.六

(左)
全長三〇.六 管長二二.一 管径一.八

2

木村陽山コレクション

土産物筆の一種。稲茎を親指と人差し指で爪を立てて押さえ、逆の手で引き抜くと表皮と中身(稈心)が離れるが、本筆はこの稈心を集め、先をたたきほぐして作られている。総体を藤巻仕上げにした左の草筆には、「遠州浜松文明堂」とある貼銘があり、製作元が知られる。繊細な細工から素人の手すさびではなく、専門家の手になるものと推察できるが、現在ではすでにこのような筆は作られていない。失われた技術を今に伝える貴重な一本である。

遠州草筆
文明堂製遠州草筆
をもっと見る

筆の里工房をもっと見る

キーワード

/ 管長 / / 全長

関連作品

チェックした関連作品の検索