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重要文化財 日下部家住宅 母屋、文庫蔵、新蔵

概要

重要文化財 日下部家住宅 母屋、文庫蔵、新蔵

建造物 / 明治

川尻治助

明治12年/1879年

(主屋)木造 一部二階、切妻造り段違、(文庫蔵、新蔵)土蔵造

(主屋)桁行17.4m 梁間17.3m

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国指定重要文化財

国指定 昭和41年12月5日
建築年 明治12年 (板絵図裏書 【新築紀元弐千五百三拾九年卯一月廿二日】 の記がある)

元禄時代より続く、旧家日下部家の旧本宅。明治8年の大火で焼失した屋敷に代わり新築した建物で、明治12年(1879)1月22日に棟上げ式が行われた。当時の飛騨地方の名工、川尻治助が力量を発揮して作った住宅である。
万葉時代から培われた飛騨の匠の技を磨き上げた江戸時代の飛騨の大工技術の集大成ともいわれる。一方、江戸時代の建築様式を踏襲しながらも江戸時代には許されなかった前庭や軒の高い2階屋を建て、明治という新しい時代を反映する建物となっている。
内部の整然としてしかも躍動美のある梁組が特徴的である。

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